皆様こんにちは^^
今日も今日とて、もんこです。
さて。
いつしかネズミ算ならぬ、メダカ算式に嵌った我が家。
これからどうなってしまうのか、いずれにせよ前回の続きとなります。
さて、新居に引っ越して3年ほどが経過した頃の我が家のことであります。
この頃のメダカ水槽は屋外に角タライ1つと水瓶2つ、屋内に丸タライ1つ、計4つの水槽でそののち数年が経過していきました。
水瓶がなにより大きくて重いため、年々体力が持たないことを危惧して水瓶2つは60リットルタライと100リットルタライに途中変更され、現在の状態へと続いていきます。
(ちなみに使用後の水瓶は陶器それ自体が劣化しないという利点を最大限に活用し、替えの用水を蓄えるという役割を果たしています)
一方では私と同様にメダカを飼っている人たちからすれば、
「結局水槽は4つだけでしょ?そのくらいなら、むしろ全然少なくない?」
という感想をもたれることが、あるいは多くの声ではないかとも感じられたところではありました。
例えば、いわゆる商業ベースではなくとも。
メダカを飼っていると、家の敷地内の至る所が水槽だらけなっているお宅もあるように思われます。
そのうえご自身のご趣味なども重なっているせいか、却ってますます増やされているお宅などもあるわけです。
そのような中にあっては、我が家の水槽4つなどというのは実に小者(こもの)そのものでありましょう。
しかし私にとってみれば、その管理に随分と時間をとられるようになってきていました。
何年経っても私は水槽管理が下手で、未だに失敗ばかり。
そのうえ性格的にも「適当に」(※旦那注:良い意味で)、「うまく手を抜く」といったことが今一つできないため、結果としてたった4つの水槽であっても体力的にも精神的にも大変になっていたのです。
そういった点では現状たくさんの水槽を管理し、かつ犠牲のない形でメダカを育てている方々は本当に凄いと思うのです。
実はこの間において、稚魚の成長は自然に任せようと心に決め。
なんとか件の、メダカ算式から逃れようとしていました。
しかし、稚魚の一生懸命に生きようとする姿に心苦しくなった結果。
完全隔離は止めたものの、出入り自由の半隔離シェルターを入れていました。
そのため完全隔離飼育で爆発的に増えるということはありませんでしたが、確実に数は増えつつある状態となりました。
ゆえに定期的に湧き起こる、メダカ管理問題。
当初はあくまで仕方のないこととして捉えていたその問題が、此処に来て我が家のライフスタイル自体を揺るがす結果ともなりつつありました。
その結果出た案は実に多様なもので、例を挙げれば「引き取り先を探す」「池を作る」「井戸を掘る」など――。
旦那とも様々に話し合いを続けながら、現実的にはやがて一つの水槽にまとめる方向へと案が進んでいきました。
分散した水槽を一つ一つ管理するより、大きな水槽にまとめた方が水量が多くて安定もするだろう。
なにより管理が一つで済むので、負担が減るのではなかろうかという考えの下でした。
そして所謂「ブルコン水槽」の設置となったのです。
もちろん同時に、一つにまとめることのリスクもあります。
例えば、一つだけの水槽について致命的な何かがあったとき。
それは即ち、それだけで全滅もあり得るということです。
そういったリスクも踏まえ、現状やこの先のことなど。
そして様々な事情や抱えている問題点など、一体どうしていくべきかを旦那と話し合いながら出した結果ではありました。
因みにブルコン設置にあたっても、屋外電源の増設や屋根作りなど様々に問題があったようにも覚えています。
そのあたり素人ならではの拙いながらも苦労に満ちたその設置過程などについて、しみじみ記録しておけばよかったと今更ながらには思うところです。
なにしろ支柱となる単管杭の打ち込みに始まり、単管パイプの組み方や波板屋根の取り付け方などなど。
全く何も分からない、それこそ「ど」の付くほどの素人が勉強を始めていったのではありました。
当然にして様々な問題が日々襲い来る中において大いに旦那の手や知恵を借りながら、ちまちまと作業を進めながら数か月が経過したある日のこと。
実際に計画を立てだしてからは1年以上経っていましたが、いずれにしても何とか形ができあがりました。
そして水を回し、徐々にメダカたちを移していったわけです。
もちろんその当時においては、あくまで素人である私たちが仮にもそれらしいものを作り上げることができた喜びのみが先行していたことは間違いなかったとは思います。
いつしか今は、設置から3年以上が経過しました。
いわば出オチ的な形で申せば諸事情諸々で、結局全てのメダカたちを件のブルコン水槽へと移すことはできなかったのでありました。
その結果としては従来の枠組みに加えて、ただ単に大きな水槽がひとつ増えただけの状態に至っているというのが現在の今日この頃となっています。
減らすどころか、結局増えてしまった水槽。
そのうえ水槽の数だけ、悩み苦しむ課題が増えるばかり。
要するに、なかなか計画した通りにはいかないものなのでした。
つまりは我が家のように「メダカ算式」にはまっている方々は、果たしてどのように対処されているのかを、むしろ知りたいと思っているのです。
あるいは結果的にその数を増やせていることに関しては、むしろ歓迎をされている方も少なくないのかもしれません。
いずれにせよ、第3夜にて紹介したメダカ水槽のとおり――
今現在は小さなプランター水槽も合わせて既に6つの水槽となり、日々メダカたちのお世話に奔走しております。
結局問題は何一つ解決していないどころかむしろ増えているわけですが、これからしばらくは現状のまま管理していくことになると思います。
ただメダカの若魚が増える一方で、飼い主は増えるわけでもなく若返りもせず。
ただ年老いていく一方なのは間違いのないところです。
つまりメダカたちを思うほどに、この先のことを考えなければいけません。
逆に例えば私たちがいなくても、メダカたちがいつまでも健康的に生きていける環境がつくれたとするならば、それはまさに夢のようでもありますね。
いずれにせよ、メダカたちとの出会いからすでに17年。
嬉しいことも悲しいことも、実にたくさんありました。
メダカたちの幸せを願いながらも、いつか手放さなければいけなくなるその日まで。
私としてはできる限りのお世話をしていきたいと、ただそれだけを思っています。
一方では長々とした中でなにひとつとして答えのようなものを見い出せずに、日々様々に悩み苦しんでもいます。
それでも日を追うごとに苦しくなる日常の中においても許される限りは、色々と考えてもいきたいと感じているのです。
ひとまず以上、何一つとして纏まりの無い中ではありますが――。
まずはここまでが、私とメダカたちとの出会いから現在までの軌跡となります。
ここからは日々の出来事などを中心に、できるだけ皆様のお役に立つ形で色々と発信などをしていければと願う今日この頃でございます。
ブルコン水槽のメダカたち。
自由に生きているようで、実はそうでないのかもしれない。
まさに「思うゆえに我在り」でございます。